古代農業社会において、祭りの中心は稲の収穫祭と豊穣祈願祭(予祝祭)であった。神に感謝をもって今年、収穫した稲を捧げ、翌年の豊穣を願うのが新嘗祭(にいなめさい)である。天皇は神に初穂を献上し、その後、神とともにその稲穂からつくられた御飯をともに食べる。ニヒナメはイネ(新穂)を食べる祭りを意味したものだからである。
神話では、天照大神が高天原で育てた原種を、天孫降臨に際して、皇孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けているので、新嘗祭には、皇祖神に感謝し、神とともに新穀を食べることで、天皇の徳を増すことができるという意味合いも込められている。
新嘗祭には、決まった斎田で収穫した新米でつくった御飯のほか、御粥、白酒、黒酒、新粟の御飯と御粥、鮮魚、干魚、果実、お汁、お羹など多種多様な食べ物が神前に供えられる。神嘗祭(かんなめさい)は伊勢神宮で行う新嘗祭で、その年に取れた新穀を天照大神に奉る儀式である。
新天皇が即位後、初めて行う新嘗祭を大嘗祭(だいじょうさい)という。つまり、新嘗祭の大祭りで、四日かけて大がかりに行われる。新天皇を完全な天皇にする祭りとして厳修されている。
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