2008年3月6日木曜日

第八回 -天皇をめぐる神話 その二-

その後、乱暴を働いたスサノオは高天原を追放され、出雲の国に降り立つ。スサノオはそこで、国津神の娘・クシナダヒメ(櫛名田比売)が、八つの頭と尾を持つ巨大な八岐大蛇(やまたのおろち)の犠牲になろうとしているのを知り、姫を助けようとする。

大蛇を切り殺したスサノオは、クシナダヒメと結婚する。大蛇の尾から天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)=草薙剣(くさなぎのつるぎ)が出てきたので、スサノオはこれをアマテラスに献上した。

さきに高天原で造られた八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と、この天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)=草薙剣(くさなぎのつるぎ)がいわゆる「三種の神器」で、皇室に受け継がれて皇位の印となる

スサノオの子孫であるオオクニヌシノミコト(大国主命)は、芦原中国(あしわらなかつくに)の国づくりを始める。アマテラスら高天原の神々(天津神)は、芦原中国を統治すべきなのは天津神、とりわけアマテラスの子孫だとし、何人かの神々を出雲に使わした。

オオクニヌシも自身の宮殿建設と引き換えに、天津神に国を譲ることを約束する。これが「国譲り」の神話で、この宮殿が後の出雲大社である。この神話は、大和朝廷による出雲地方の平定からつくられたものとされている。

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